サステナビリティ 2021.09.01
「住みやすい街づくり・環境作り」のために、設備工事や土木工事などあらゆる工事は欠かすことができません。
しかし、少なからず自然環境に対して負荷をかけてしまいます。
例えば、河川や調整池の浚渫(しゅんせつ)工事・清掃作業などが挙げられます。
※浚渫(しゅんせつ)工事の事業紹介ページはこちら
このような工事の際には、生息する魚が傷つき、下流に流れていってしまうなど自然生態系に影響を与えてしまう可能性があります。
また、川底の泥を巻き上げてしまうため、どうしても濁った水が発生します。濁水を嫌う魚はその環境に住めなくなってしまうこともあります。
これでは生物多様性は保全できません。
そこで東産業では、工事から起こる環境への負荷を軽減し、併せて環境保全を考慮した取組みとして「環境配慮工事」を行っています。
具体的には「工事による環境影響」を事前に予測することによって、工事と環境保全の対立を避けて、発注者、利害関係者が納得する工事を実施することができます。
一般的には「環境アセスメント(環境影響評価)」を工事前に実施することが求められています。
ちなみに、環境省では以下のように定義されています。
「環境アセスメントとは、開発事業の内容を決めるに当たって、それが環境にどのような影響を及ぼすかについて、あらかじめ事業者自らが調査、予測、評価を行い、その結果を公表して一般の方々、地方公共団体などから意見を聴き、それらを踏まえて環境の保全の観点からよりよい事業計画を作り上げていこうという制度です。」
環境省ホームページ より引用
世間的に「工事」=「環境破壊」という誤解もあるので、工事事業者が批判されることがしばしば引き起こされます。
このような状況は、環境や防災上の理由で工事を発注した行政、施工を担う事業者、周辺住民にとって好ましいことではありません。
環境に配慮した工事を標準化させることは、不要な対立の回避や環境配慮工事の促進など、多くの社会的な役割を含んでいます。
また、環境アセスメントを実施することで、工事計画の策定時に地域住民や専門家に対して、環境に配慮した施工提案の方が受け入れられやすく、工事反対などのトラブルを事前に防止できるメリットもあります。
東産業では、下記の工事で環境アセスメントを実施しています。
工事前に工事予定箇所における自然環境の状況を確認し、希少種等の生息の可能性があれば配慮方法を検討します。また、外来種等の生息が確認された場合は、下流への拡散等を防止する措置を検討します。
この一連の事前調査のことを「東産業型環境アセスメント」と位置付けています。
東産業では、弊社独自の環境アセスメントを定めて、工事における環境影響評価を実施しています。
水環境保全企業として、特に水辺の環境での環境配工事(アセスメント)に対して重点的に取り組んでいます。
環境アセスメントと環境配慮工事を実施するフローを下記の表でご説明します。
アセスメント |
①営業担当者からの連絡と情報収取 ・工事実施予定の連絡を営業担当者から受ける ・工事場所の住所、地図上の確認 |
②現地の確認 ・営業担当者と現地訪問 ・希少生物の生息の有無について確認 |
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③自然環境調査 ・現地調査(直接捕獲法) |
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④環境配慮方針の作成 ・どのような生物が生息し、 どのような配慮が必要なのか文章と写真で記入。 ・工事部門に対して、環境配慮の方針を説明(簡単な打合せ) |
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⑤施工後の確認 ・工事による影響の確認。必要に応じて、自然環境調査を行う。 |
環境配慮工事 |
①環境アセスメント定められた環境配慮方針に従って、配慮方法を検討 ・魚侵入防止ネットの設置や在来種の移設 (捕獲し、工事場所の下流へ放流) ・池の場合は魚を簡易設備を設営し、一時的に飼育する ・外来種流出防止ネットの設置を行う(ゲンチ ミズキ※の施工など) |
②環境配慮施工の運用 ・設置したネットなどのメンテナンス(工事期間中) ・一時飼育する生物の保全 |
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③環境配慮結果の作成 ・計画に対して、どれくらいの成果を上げることができたか明記 ・どのような種をどれくらい保全、駆除(流出防止)できたか記載 ・工事報告書に添付する |
※池の生物は可能な範囲で保全します。
状況に応じて工事完了後まで飼育し、放流することもあります。
※「GENTI MIZUKI ゲンチ ミズキ」とは外来種流出防止装置です。販売:サンリョウ株式会社
例えば、車部品製造工場様にて環境に配慮した「景観池の清掃」を実施させていただいた実績があります。
詳しくはコラム「今ある池をCSR活動に活用する~水質改善と生物多様性向上~」へ
上記に限らず、貴社のCSR活動をバックアップさせていただくことも可能です。
詳しくはコラム「他社CSR活動支援とは?」へ。
東産業では「自然環境との共生・共存」を企業としてどう取り組むべきかを一緒に考え、弊社のこれまで培ってきた経験・知識をもとに多角的観点でご提案させていただきます。
環境アセスメントの事例については次回コラムにてご紹介します。
その他の取り組みについてはサステナビリティ基本方針をご覧ください。
まずは気軽にお問い合わせください。
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