インフラ整備事業 2021.06.01
最近、ニュースで道路陥没や地盤沈下など目にする機会が増えてきました。
その要因の一つとして下水管・埋設管の老朽化があげられます。
老朽化を放置すると管に穴が開いたり、隙間ができたり、管がずれたりなど様々な事象を引き起こします。
この状態が続くと、下水管の中に管の上部の土を引っ張りこみ、そこに空洞が発生し、道路陥没や地盤沈下が発生するという仕組みです。
下水管に起因する道路陥没は、平成29年度で約3,000件発生してます。
※出典元:国土交通省「下水道事業の現状と課題」
下水管の標準耐用年数は50年以上。
現在耐用年数50年を経過した管渠の延長約2.2万km(総延長の5%)が、10年後は7.6万km(16%)、20年後は17万km(35%)と今後は急増するといわれています。
【老朽化による管内トラブル一覧】
以上は公共下水管での課題ですが、工場・事業所内にある埋設管も同様であることが予測されます。
実際、埋設管の問題は直接お客様が見ることができません。
どうしても問題が起こってからでないと被害規模、工場操業への影響などを感じ取ることができません。
しかし実際トラブルが起きたらどうでしょう?
突然の道路陥没・地盤沈下は、人的被害はもとより、生産活動にも影響を及ぼします。
また復旧までの時間・費用も膨大にかかり、老朽化・不良を放置することはデメリットでしかありません。
「今問題が起きていないから大丈夫」ではなく、その先のリスクや目に見えない問題にも向き合い、問題解決の糸口を見つけることが大切です。
そこで事前の管内調査によって問題・不良の予兆を把握し、対策を打つこと・被害を最小限に抑え、または防ぐことが可能となります。
実際に当社のお取引企業様から埋設管によるトラブルのご相談も増えており、管内調査の案件も増えています。
実際どういったご相談・ご依頼があったのかご紹介します。
事例① 自動車部品製造業様 | ||
相談内容① |
道路に路面沈下がよく発生する箇所があり、舗装し直してもまた同じ箇所が沈下するので、おかしいところがないか調査してほしいとご相談をいただく。 |
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原因① |
空洞調査を実施埋設部の空洞調査を実施した結果、よく沈下する箇所に空洞を発見。
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相談内容② |
なぜ空洞ができたのかを検討してほしいとの相談を追加でいただく。 |
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原因② |
テレビカメラ調査を実施図面を確認したところ、空洞発見箇所付近に雨水管が埋設されていることが判明。
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現在 |
現在は相談②で発見した破損部分を修繕するための「管更生工事」を提案中である。 |
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事例② 食品製造業様、大型商業施設様 | ||
相談内容 |
緑地帯に埋設されていた排水管が詰まったので緊急つまり除去の依頼が入った。
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原因 |
管内調査・木根除去を実施緑地帯だったため、木根が大量に侵入していたことが大きな原因であった。
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現在 |
管のつなぎ目からまた木根が侵入してくる可能性があるため、つなぎ目をなくすための「管更生工事」を提案中である。 |
不具合や事故の最小化・防止、総合コスト縮減、ダウンタイムへのリスク回避、修繕計画策定など先回りをした設備保全を行うことが可能です。
現状把握でトラブルを予知して、大きな事故が発生する前に解決いたします!
・緑地帯に埋設管が埋まっている。
・道路が波打っている、路面にひびが入ってきている付近に埋設管が存在する。
・埋設管の経過年数が50年以上。
・過去トラブル(つまりなど)が頻発している。
・大雨時に道路が冠水する。
・排水の漏えいが気になる。
1つでも気になることがあれば、テレビカメラ調査をお勧めしております。
また、調査範囲を拡大、調査の質を高めるために新TVカメラ車を導入しました。
新TVカメラ車「ロビオン」の紹介
展開カメラを搭載しており、従来より調査スピードUPするので、結果的にコスト削減、工期の短縮も可能となります。
お客様の事業形態によって提案できるプランはさまざま。
現状をしっかりと見極め、最適なプランをご提案できるようにしっかりとヒアリングを実施したうえで、計画から運用まで一生涯のサポートをさせていただきます。
まずは相談から気軽にお問い合わせください。
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