簡単にいえば、浄化槽とは「生活の中で発生する汚れた水を、きれいな水に処理するための装置」です。
人が生活するうえで、様々な理由で汚れた水が発生します。トイレから流される「し尿」をはじめ、台所、お風呂、洗濯、洗面所などから発生する生活水も含めると、一人あたり一日200ℓ以上の汚れた水を排出しています。
これら、大量の汚れた水を微生物の働きを利用して汚れを分解し、キレイな水に変えてから川などへ放流します。
4カ月に1回以上行います。浄化槽の処理方式や、使用人数によって回数は異なります。
年1回以上行います。浄化槽の処理方式や、使用人数によって回数は異なります。
また、汚泥の量や水質により清掃回数が増える場合もあります。
浄化槽設置後、3ヶ月目から8ヶ月目までの間に行う検査(7条検査)と、年1回の定期検査(11条検査)があります。
※当社では法定検査は行っておりません。検査の依頼は「水質検査センター」までお願いいたします。
浄化槽は大きく分けて2種類あります。
トイレ、台所、風呂など全ての排水を処理します
トイレ排水のみ処理します
※平成12年6月の浄化槽法改正により、「単独浄化槽」は浄化槽とは認められない「みなし浄化槽」となりました。 現在は新しく設置することはできません。 また、改正前に設置された単独浄化槽を使用することはできますが、現在ではし尿以外の生活排水による環境保全についても浄化槽設置の目的とされているため、「単独浄化槽」が設置されている場合は「合併浄化槽」へ入れ替えることが求められています。
家庭用で使用されている浄化槽の大きさは、各メーカー共に、5人槽・7人槽・10人槽の3種類が一般的です。設置される浄化槽の大きさは、建築基準法の処理対象人員算定基準に基づいて、家の延べ床面積によって決まります。
人槽算出 | |
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延床面積130m²以下 |
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延床面積130m²を超える |
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2世帯住居で、お風呂と台所がそれぞれ2カ所ある |